歴史SF小説『草莽ニ死ス 〜a lad of hot blood〜』

ク・セ・ジュ 〜月夜に君は何を想うか〜 考えるということは、要するに自分で何か映像をつむぎだしていくということだ。何かが、あたかも自分の眼にはっきりと映るかのようにしていくのが「考える」ことだ。どんな人でも、結局はそういうふうにして考えている

2017-04-17から1日間の記事一覧

歴史SF小説『草莽ニ死ス 〜a lad of blood〜』 第11話

いがもっちです。今回はいきなり本文から入ります。 ※元治元年、7月19日。この日、歴史にも残るとなる事件が起きた。 禁門の変、改め蛤御門の戦いである。 池田屋事件の一件以来、悪役として睨まれていた長州藩は罪の回復のために朝廷に許しを請う。 朝廷…