歴史SF小説『草莽ニ死ス 〜a lad of hot blood〜』

ク・セ・ジュ 〜月夜に君は何を想うか〜 考えるということは、要するに自分で何か映像をつむぎだしていくということだ。何かが、あたかも自分の眼にはっきりと映るかのようにしていくのが「考える」ことだ。どんな人でも、結局はそういうふうにして考えている

2018-01-01から1年間の記事一覧

第29話 『土方の裏切り』

☆いがもっちです。 屍生術が絡む歴史ものである以上、 史実からストーリーは離れるのでしょう。 火鉢の前で近藤勇は考える。 ーーこの先、新撰組はどこへ向かうべきなのだろうか? 火がばちりとばちり音を立てくべた薪を崩していく。 近藤はそんな小さな事象…

歴史SF小説『草莽ニ死ス ~a lad of hot blood~』第28話

●ゴクツブシ米太郎です。約半年もの間、更新を途切れさせてしまい失礼しました。以下、普通に前回の続きです! 坂本龍馬の得体の知れない雰囲気がその場をかき乱していたのも事実だが、岡田以蔵の身体から発散されるぴりぴりとした殺気も、薄ら寒い夜の空気…