歴史SF小説『草莽ニ死ス 〜a lad of hot blood〜』

ク・セ・ジュ 〜月夜に君は何を想うか〜 考えるということは、要するに自分で何か映像をつむぎだしていくということだ。何かが、あたかも自分の眼にはっきりと映るかのようにしていくのが「考える」ことだ。どんな人でも、結局はそういうふうにして考えている

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史SF小説『草莽ニ死ス ~a lad of hot blood~』 第16話

●ゴクツブシ米太郎です。小説における「火のカタルシス」は芥川の『地獄変』とかモームの『月と六ペンス』とか色々あるけれど、いざ自分で書いて見るとやっぱり耽美的な雰囲気を目指してしまいます。そう書かせる火の魔力と言うか魅力と言うか、それに無理や…

草莽ニ死ス 〜a lad of hot blood〜 第15話

★マーシャルです。なんかこんな久坂玄瑞、新鮮!って思うの自分だけでしょうか?喋らせてみると楽しいです。それでは15話をどうぞ。 「未来の新撰組隊士でございまする!」 「イア、ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」 小佐吉の威勢を聞いたその時、久坂の背…

草莽ニ死ス 〜a lad of hot blood〜 第14話

いがもっちです。 「佐久間象山なんでまだ生きてんの? 河上万斉に斬られて禁門の変ではもう死んでいるよね?」 という質問にお答えします。 万斉に斬られた佐久間は死生術を用いて作られてクローン佐久間です。 ※禁門の変にて三浦をうまい具合に操り新撰組…

歴史SF小説『草莽ニ死ス ~a lad of hot blood~』 第13話

●ゴクツブシ米太郎です。10話以上経過してもあまりに男だらけのチャンバラ大会すぎるので、女性キャラクターも出してみました。こいつも結局チャンバラしてるだけですが……。 第13話 胸を深くえぐった脇差が抜かれると、三浦啓之助は力なく畳に転がった。 …

歴史SF小説『草莽ニ死ス 〜a lad of blood〜』   第12話

★マーシャルです。更新が遅れたこと、申し訳ないです。禁門の変に関して勉強不足が目立ってしまう…… 長州の首が揃って鷹司邸へと潜ったらしいでっせ。なんでも鷹司邸ってのは朝廷たちのおわすところと聞きやすじゃないっすか……」 三浦はニタニタと邪悪な笑み…